公開日 2021年07月09日(Fri)
高等部の前期産業現場等における実習がありました。各課程ごとにその様子を紹介します。
高等部1年 A課程
生徒の感想文
私は,前期校内実習を通して多くのことを学びました。今回の実習で一番気を付けたことは,体調管理でした。休息を定期的にとったり,疲労が溜まった時は思い切って休んだりするなどして,体調を大きく崩さないよう心がけました。おかげで実習中は一日も休むことなく,作業に集中して取り組むことができました。今回の作業内容は,テプラと名刺作りでした。作成途中に郵便番号や文字のミスに気づき,慌てて訂正することもありましたが,全体的にスムーズに作業を進めることができました。名刺を作り上げたとき,相手が喜んでくださったときは達成感を感じました。今回学んだことは,私にとって未来への楽しみにつながりました。先生方が指導してくださったことを後期の実習や社会に出た時にしっかりできるようこれからも意識していきたいと思います。
高等部3年 C課程
校外実習の様子
C課程3年生としての前期産業現場等における実習では,2週間の実習期間の月・水曜日は「いさ工房」,金曜日は「しょうぶ学園」での校外実習,他の日は,校内実習で窯業を頑張りました。
「いさ工房」は,今回が2回目の実習でした。キーホルダー作りに取り組んで,前回よりもできることが増えました。課題も見つかり,実習の振り返りをする中で,今後の学校生活で解決に取り組んでいくことを確認しました。
「しょうぶ学園」は,今回が初めての実習でした。自由に制作に取り組むというスタイルに少々戸惑いましたが,最後には自分なりの楽しみ方や取り組み方を見付けることができ,一生懸命制作した作品を完成することができました。
また今回の実習では,卒業後の生活を意識して,新たにコミュニケーションカードの使用をしました。実習先の皆様にも協力していただき,伝えたい内容をお互いに確認することができました。後期の最後の実習でも,実習先の方々と一緒に,より具体的な卒業後の生活がイメージできるようにしたいです。
高等部1年 D課程
校内実習の様子
D課程の前期産業現場等における実習では,南九州病院の病棟が閉鎖されていたため,4人の2・3年生がそれぞれ1~4日間の福祉施設等での校外実習,3人の1年生と校外実習日以外の2・3年生が校内実習を行いました。
校内実習では,校外実習同様に卒業後の生活をイメージしながら,午前の「活動1」で「紙すき体験」などの協同的な活動や,「七夕飾り作り」などの季節行事を体験する活動に取り組みました。午後の「活動2」では,「シャボン玉遊び」や「足湯」などの余暇的な活動や,「リラクゼーション」として心身の健康を保持するための活動などに取り組みました。「紙すき体験」での達成感を感じさせる笑顔や,「シャボン玉遊び」での楽しさあふれる笑顔など,普段の授業とは異なる学習内容に緊張しつつも,充実した2週間を過ごすことができたのではないかと思います。
今回の産業現場等における実習をしっかりと振り返り,今後の学校生活や家庭生活に生かしつつ,更に自分を高めていってもらいたいと思います。